「dodaに求人を出しているものの、思うように応募が集まらない」「自社が求めるターゲット層からの応募が増えない」とお悩みの採用担当者様や人事責任者様も多いのではないでしょうか。
中途採用市場において、求職者が転職サイトの検索窓に入力する「フリーワード」は、まさに求職者のリアルな本音や潜在的ニーズの宝庫です。どれだけ魅力的な事業を行っていても、求職者が検索するキーワードが求人票に含まれていなければ、検索結果にヒットせず、閲覧すらされないのが現実です。
本記事では、パーソルキャリア株式会社が発表した「2026年7月度 doda検索フリーワードランキング」の最新データをもとに、現在の求職者トレンドを徹底分析します。さらに、上位キーワードを自社の求人票(職種名・キャッチコピー・仕事内容)へ効果的に落とし込み、応募数と質(マッチング率)を最大化させるための実践ノウハウを分かりやすく解説します。

2026年7月度 doda検索フリーワードランキングの注目傾向
2026年7月度のdoda検索フリーワードランキングデータを分析すると、求職者の志向性が明確な3つの傾向に分類できます。それぞれの背景と採用現場への影響を見ていきましょう。
① 圧倒的な「リモート・柔軟な働き方」ニーズ(1〜3位独占)
検索ランキングの最上位を占めたのは、依然として「働き方の柔軟性」に関するキーワードでした。1位「在宅勤務」、2位「フルリモート」、3位「リモート」、5位「在宅」、14位「完全フルリモート」と、TOP5のうち4項目がリモートワーク関連で占められています。
さらに、23位「週休3日」や71位「所定労働時間7時間」といった勤務形態・労働時間に関するワードもランクインしており、ワークライフバランスや効率的な働き方を重視する求職者の強い意向が伺えます。
② 「未経験」「第二新卒」と「50代・シニア」の二極化
ターゲット属性においては、若手ポテンシャル層とミドル・シニア層の双方で強い検索行動が見られます。
- 若手・ポテンシャル層: 4位「未経験」、17位「第二新卒」、28位「高卒」など。未経験から新しい職種や業界に挑戦したい層からの流入が安定して存在します。
- ミドル・シニア層: 15位「50代」、94位「シニア」など。人手不足を背景に、ベテラン層が自身の経験を活かせる職場を精力的に検索している動きが顕著です。
③ 語学(英・中・韓)や成長領域(半導体・AI・DX・CS)への注目
スキルや専門領域では、企業の成長トレンドやグローバル化に連動したキーワードが上位に浮上しています。
- 語学・グローバル: 6位「英語」、7位「中国語」、10位「韓国語」、21位「外国人」など。インバウンド回復や海外展開に伴う語学活用の機会が注目されています。
- IT・専門職・成長分野: 8位「社内SE」、9位「カスタマーサクセス」、13位「電気主任技術者」、19位「半導体」、20位「施工管理」、24位「SNS運用」、34位「AI」、50位「DX」。IT化の加速や産業界の人手不足分野で専門資格・スキルの検索が高まっています。
【表1】2026年7月度 doda検索フリーワードランキング カテゴリ別傾向まとめ
| カテゴリ | 主な上位キーワード(順位) | 求職者の検索意図・市場背景 |
|---|---|---|
| 働き方・労働環境 | 在宅勤務(1位)、フルリモート(2位)、リモート(3位)、在宅(5位)、完全フルリモート(14位)、週休3日(23位)、所定労働時間7時間(71位) | 通勤ストレス緩和やワークライフバランスを重視。出社必須よりも在宅併用(ハイブリッド含む)を強く希望。 |
| ターゲット・経験値 | 未経験(4位)、50代(15位)、第二新卒(17位)、高卒(28位)、副業(29位)、シニア(94位) | キャリアチェンジを目指す若手・ポテンシャル層と、長年のキャリアや専門性を活かしたいミドル・シニア層の双方が活発。 |
| 語学・グローバル | 英語(6位)、中国語(7位)、韓国語(10位)、外国人(21位)、海外営業(44位) | 語学スキルを活かせる環境や、クロスボーダー事業、多文化共生職場への関心が上昇。 |
| 職種・先端スキル | 社内SE(8位)、カスタマーサクセス(9位)、電気主任技術者(13位)、半導体(19位)、施工管理(20位)、SNS運用(24位)、AI(34位)、DX(50位) | 自社開発・社内環境整備を狙うIT人材や、成長性の高い先端技術(AI/DX/半導体)分野への転職意向が定着。 |
【データ比較表】求職者の検索意図 vs 企業の求人票によくあるギャップ
求職者が検索窓で探している情報と、実際の求人票に記載されている表現には大きなギャップが生じがちです。このギャップを埋めることが、母集団形成を劇的に改善する鍵となります。
【表2】検索キーワード別の求人原稿改善対比表
| 求職者の検索キーワード | よくある企業の記載(もったいない例) | 応募が増える改善例(キーワード活用) | 改善による効果・メリット |
|---|---|---|---|
| 在宅勤務 / リモート (1位 / 2位 / 3位) |
「原則出社(必要に応じて相談)」とだけ記載。 (検索ヒットせず離脱) |
「入社3ヶ月後から週2〜3日の在宅勤務(リモートワーク)可能!ハイブリッド勤務導入中」 | 「完全リモートでなくても在宅可能」な層を検索結果へインデックス化し流入を確保。 |
| 未経験 / 第二新卒 (4位 / 17位) |
「未経験歓迎」と一言書かれているのみで具体的な育成体制が不明。 | 「職種・業界未経験・第二新卒歓迎!2ヶ月間の手厚い研修とマンツーマン指導で安心」 | 不安を抱く求職者に安心感を与え、単なる検索ヒット以上の応募完了率(CVR)向上へ。 |
| 50代 / シニア (15位 / 94位) |
対象年齢の記載がなく「若手が活躍中」という写真ばかり目立つ。 | 「40代・50代のミドル層・ベテラン活躍中!豊富な実務経験を高く評価します」 | 即戦力となるミドル・ベテラン層からの「自分でも応募できる」という確信を醸成。 |
| AI / DX / SNS運用 (24位 / 34位 / 50位) |
「業務効率化を進めています」など一般的で曖昧な表現。 | 「生成AIやDXツールを活用した業務改善・マーケティング(SNS運用)の推進」 | トレンド技術への関心が高い意欲的な人材からの検索リーチを獲得。 |
ランキング上位キーワードを求人票に反映する3つの実践ステップ
トレンドキーワードを理解したら、次は実際の求人票作成・修正のステップに進みます。以下の3ステップに沿って改善を実行しましょう。
自社求人キーワードの現状調査とギャップ分析
まずは既存の求人票を読み返し、「求職者が検索しそうなトレンドキーワードが正しく盛り込まれているか」をチェックします。特に職種名、キャッチコピー、勤務地・働き方欄の3箇所にキーワード漏れがないか確認します。
条件定義の再整理と柔軟な表記の具体化
「フルリモートは無理だが、週1〜2日の在宅勤務なら可能」「必須要件ではないが、英語や50代の経験者も歓迎したい」といった実態があれば、それを包み隠さず求人原稿の表に出します。「相談に応じる」ではなく条件を言語化・明確化することが検索ヒットの第一歩です。
検索軸(職種名・キャッチ・本文)への自然配置
キーワードの詰め込みすぎは読みにくさを招くため、自然な文章の中に散りばめます。例:「【社内SE/在宅勤務可】自社DX推進およびAIツールの導入・運用(未経験・第二新卒OK)」のように、職種名と主要キーワードを組み合わせるのが極めて効果的です。
- 職種名に、求職者が検索する一般的な職種単語(例:社内SE、カスタマーサクセス)が含まれているか?
- 在宅勤務・リモートワークが一部でも可能な場合、日数や条件が明確に記載されているか?
- 「未経験」「第二新卒」を対象とする場合、具体的なサポート体制や研修内容が添えられているか?
- 40代・50代のベテラン層を歓迎する場合、その旨が歓迎要件やアピールポイントに明記されているか?
- AI・DX推進・SNS運用など、社内で取り組んでいるトレンド領域のキーワードが含まれているか?
- 競合他社と比較して、自社ならではの働き方の柔軟性やアピール軸が言語化されているか?
まとめ:求職者目線のキーワード設計で母集団形成を最大化する
2026年の採用市場において、求職者の検索トレンドに寄り添った求人原稿の設計は、単なるSEO対策にとどまらず、「ターゲット層からの応募数」と「ミスマッチのない質の向上」を両立させる最大の武器となります。
📌 doda検索フリーワードランキング活用のポイント
- 1位〜3位独占の「在宅・リモート」ニーズは、一部導入でも原稿上に具体的に明記して検索露出を高める
- 若手(未経験・第二新卒)とベテラン(50代・シニア)の二極化に応じたターゲット訴求を行う
- 成長領域(AI・DX・CS・語学)のワードを取り入れ、意欲の高い人材からのアプローチを増やす
- 自社の強みを「求職者が検索窓に入力する言葉」に変換して求人原稿の各所へ配置する
「自社の求人原稿がどの程度キーワード最適化されているか診断してほしい」「dodaの掲載枠やスカウト配信と組み合わせた最適な採用戦略を知りたい」とお悩みの企業様は、ぜひ株式会社レベトンにご相談ください。
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